「まいっか」と言って、嫌なことやめんどくさいことを気楽に流すというのは気持ちが楽になっていいものです。
現実からのストレスを受け流して生きやすくする防衛本能とでも呼べる一種の「現実逃避」のメカニズムでもあります。
どうでもいいことは受け流してしまえばいいことです。
電車に乗り遅れたとか、傘をなくしたとか、些細なことは「まいっか」でもいいわけです。
嫌な気分を切り替えて、前向きになること自体はいいことです。
口癖が「ま、いっか」になっている
ただ、この「まいっか」の心地よさにハマってしまい、恋愛でも使いまくってしまうとかなり危険な状態になります。
今回は「ま、いっか」精神で片付けることが恋愛ではヤバい理由を紹介します。
「ま、いっか」精神の女子がヤバい理由
現実問題として「まいっか」で済まないことがかなりいろいろあるからです。
例えば、自分のワガママばかりを押し通して彼に嫌われて振られたとします。
振られたショックと自分が直すべきところを見ないようにして楽になるために
「ま、いっか。今度はもっと優しい人を見つければいいもんね♪」
と妙なポジティブさを持ってしまうようになることです。
自分が原因を作っているのに「ま、いっか」で見ないようにして、振られても次の相手を探してまた同じことを繰り返すようになっていきます。
本当は自分のワガガマばかりなところを反省して、次はもっと相手のことを思いやった行動にシフトできる自分になるチャンスを捨てているのです。
「ま、いっか」と言って逃げてしまえば、その場は楽です。
ただ、自分の問題を解決しないことから都合よく逃げる「魔法の薬」みたいに使うと、少しずつドラッグのようになっていき、いつも逃げる癖がついてしまいます。
問題の本質を見極めないで「ま、いっか」で済ませても、同じことがまた起きるのです。
「ま、いっか」で済ますモテない女子の話
数年前こんなことがありました。
「ま、いっか」が口癖のモテない女子が私の周りにはいます。
彼女は普段からよく「ま、いっか」で何でも済ます癖があります。
「お気楽過ぎ!」と女友達からも怒りのツッコミが入るほどなのですが、ある飲み会でこんなことがありました。
「アタシさ?、そろそろ彼氏作りたいんだけど、何がダメなのかなあ?」
「ねえ、本音でいいからさー、アタシが直した方がいいって思うところ言って?」
こう言うのでみんなが普段から思っていることをズバっと言いました。
「自分から話を振っておいて、ちゃんと聞かないで腰を折るのがダメ」
「色気がない服装が多い」
「自分の実力より理想が無駄に高い」
「男の扱いが雑過ぎ」
「頭を全然使わずに物をしゃべるから、話が噛み合わない」
「ま、いっかで何でも済まそうとして成長がない」
「いつ何時でも人任せ。他力本願で自分からは何にもしようとしない」
「何一つ言い出したことをやりとげたことがない」
「すぐあきらめて投げ出す」
「問題から逃げるのが天才的」
などなど、みんなが普段思っていることを毒舌も含めてズバっと「直せよ」と指摘したわけです。
「ま、いっか」で済ましていいことないということばかりです。
みんなが普段思っていることを包み隠さず指摘したわけですが、どれも男から敬遠されるようなことばかりで当たっているのです。
彼女は人の話をちゃんと聞かないし、行動はしないばかりか、常に誰かが自分のために何とかしてくれると思っている他力本願なところが目立つのです。
それが男にはビンビン伝わってくるので、避けられているというのが現実です。
この彼女、結局どうしたと思いますか?
飲み会の間ずっとわざわざ話題の中心を長時間独占して指摘してもらったにも関わらず、
「もうみんなヒドすぎ!」
「ま、いっか。こんなアタシでも愛してくれる人をがんばって探せばいいよね♪」
「ありのままのアタシでいられるのが一番」
と言い出したもんで、みんなの「イラっ」が一気に高まりました。
「ま、いっかじゃねえよ!」
「散々しつこく言ってよって言ったのはおまえだろ!」
と怒りのツッコミが飛び交いました。
散々、聞いておきながら、現実を突きつけられると「ま、いっか」で済まして逃げたわけです。
そして今の彼女はどうなったか?
「ま、いっか」の繰り返しで進歩がなく、彼氏は一度もできないままです。
ただの一度もです。
しかも口説かれもしないし、デートの誘いもありません。
会話をすれば、「痛い女」と思われるからです。
いまだに「そろそろ彼氏ほしい」と言いながら、必ずスルーされる毎日です。
「ま、いっか」で何でも済ませてしまった結果がこれです。
自分のことは「ま、いっか」で済ませてたら、何も変わらない
万年ダメパターンは「ま、いっか」と言って、変わることはないです。
万能の魔法の言葉ではありません。
現実逃避のお気楽で「ま、いっか」で済ます癖はダメスパイラルにハマる原因にしかならないです。
「ま、いっか」で済ませて反省ない女子は出会ってもスルーされるばかりか、愛されないことも多く、幸せな恋愛はできないのです。
愛されモテ子は自分の現実から逃げずに向き合う女子のみなれるのです。
実際にモテてるし、彼氏に愛される女子に何でも「ま、いっか」で済ませて進歩がない人間はいないものです。
現実から「ま、いっか」と逃げて学習しない人間は男女関係なくモテないです。
同じ失敗を延々と繰り返してもずっと学ばないからです。
自分の変えるべきところは変える。
これをやるかやらないか?
いつも「ま、いっか」で済ませてモテない人はまさにこういうパターンなのです。
幸せになりたきゃ、「ま、いっか」で済ますなというのが近道です。